【SHIROIYA HOTEL】至高の芸術空間、白井屋ホテルの魅力を余すことなくご紹介!

国内旅行

今年、10月に訪れた、群馬県前橋のクリエイティビティあふれるホテル、SHIROIYA HOTEL。

東京からも片道1時間半とアクセスが良く、小旅行がてら楽しめる前橋の地で、もはやホテル自体が美術館と言っても過言ではない空間が、ここにあります。

江戸時代に創業し、約300年の歴史を持ちながらも2008年に廃業した白井屋旅館の文化を継承しつつ2020年12月に誕生した最高の空間を本動画で体験しつつ、タイミングが合えば、ぜひ、その足で訪れてほしいです。

残念ながら、本業の休暇の都合、全国旅行支援の対象となる期間ではなく、お得に泊まることはできませんでした。

ただ、現在も愛郷ぐんま全国割として、最大5,000円の割引と平日3,000円、休日1,000円分の地域限定旅行クーポンが付与されるので、ぜひこの機会に、少しでもお得に楽しんでみてください。

■動画で確認したい方はこちらから

外観&併設店舗

まず国道50号線側の外観を飾るのは、コンセプチュアル・アートの先駆者として1960年代から現代美術の第一線で活動してきたローレンス・ウィナーの作品。

この作品は新作で、ウィナー自身が前橋の歴史などを理解したうえで制作したとのことです。

日本を代表する建築家、藤本壮介が設計した当ホテルは、多数のアート作品が館内を埋めており、日本のみならず、世界中のアートファンから注目を集めています。

かつての老舗旅館のコンクリートの構造を剥き出しにした、大胆な吹き抜けが印象的なヘリテージタワーと、前橋のビジョン「めぶく。」を体現し、旧河川の地形を活かした「土手」を模したグリーンタワーの2棟で構成されています。

まるで丘のようなグリーンタワーは、わずか8室の客室のみで構成されており、丘を登るように階段を上がるとサウナがあり、そのさらに上、頂上の小屋には宮島達男さんの作品が展示されています。

こちらは、動画の後半「フィンランドサウナ」のコンテンツにてご紹介します。

群馬・前橋で江戸時代に創業し、約300年の歴史を持ちながらも2008年に廃業した白井屋旅館。

この場所に、2020年に12月、新たに開業したのが「SHIROIYA HOTEL」です。

前身の老舗旅館「白井屋旅館」は、前橋駅から徒歩圏内の目抜き通りに面した場所に存在し、当時から多くの芸術家や著名人に愛されてきました。

2014年に前橋市の活性化活動「前橋モデル」を主導する田中仁財団の活動の一環として、再生プロジェクトがスタートした「白井屋ホテル / SHIROIYA HOTEL」。

入館するとすぐのフロントでは、写真家である、杉本博司さんの「海景」シリーズが迎えてくれます。

これは「海景」のなかでも淡水湖の様子をとらえた作品で、杉本自身がこの場所のために選んだものとのこと。

また吹き抜け1階にはオールデイダイニング兼ラウンジもあり、天井を見上げるとアルゼンチンの有名現代アート作家、レアンドロ・エルリッヒの作品《ライティング・パイプ》を眺めることができます。

客室紹介


SHIROIYA HOTELでは、施設の大枠だけではなく、客室においても、建築を愉しみアートを愛でる、インスピレーションに満ちた宿泊体験ができます。

旧白井屋を大胆にリノベーションしたヘリテージタワーと、旧河川の土手をイメージして新築されたグリーンタワー、その両方にユニークな客室が用意されており、各客室ではそれぞれ異なった作家のアート作品を楽しめます。

特に、ヘリテージタワーにおいては、超有名アーティストであるジャスパー・モリソン、ミケーレ・デ・ルッキ、レアンドロ・エルリッヒ、藤本壮介がそれぞれひとつの客室の内装設計を一から手がけたスペシャルルームが4室用意されている、まさに世界にひとつだけの空間です。

そんなヘリテージタワーの客室は17室。

スペシャルルーム以外のデザイン・設計はすべて藤本壮介さんによるものなので、こちらも高いクオリティであることは間違いないです。

今回宿泊したのは、JUNIOR SUITE ROOM。

SHIROIYA HOTELで最も贅沢に空間を使った客室のひとつと言われていて。

客室面積はホテル内最大の57。

“我儘なバスタイム”を過ごせるよう広く作られたバスルームに、ヘリテージタワーの最上階に位置し、吹き抜けに突き出たバルコニーがある贅沢空間です。

そして、バルコニーからはレアンドロ・エルリッヒの「ライティング・パイプ」を一望することができる白井屋ホテル唯一の部屋になっています。

建築&アート

さて、冒頭から数々の芸術へのこだわりをご紹介してきましたが、ここで今一度、SHIROIYA HOTEL全体の建築&アートをご紹介します。

「五感を総動員してアートやデザインを味わう特別な空間」がコンセプトになっており、藤本壮介設計の新旧二つの建物の内外にはそれに呼応するように、これまでに紹介したような、様々なアート作品が点在しています。

何より最も印象的なのが、ヘリテージタワーを象徴する、4階までの大胆な吹き抜けだろう。

まるでオランダ人の版画家エッシャーの世界に迷い込んだかのように、梁と階段が複雑に絡み合うこの場所には、金沢21世紀美術館の常設作品や森美術館の展覧会などでも話題を集めるレアンドロ・エルリッヒによる幻想的な光を用いた《Lighting Pipes(ライティングパイプ)》が、空間を縫うように設置されています。

水道管を模したこの作品はその名の通り発光していて、映像でご紹介します通り昼と夜ではまったく違う印象を与えてくれます。

白井屋のプロジェクトは、2014年から6年以上の時間をかけて、めまぐるしく変化し、成長してきたプロジェクトだったとのこと。

最初に改修の本館に大きな吹き抜けを提案し、そこからコンセプトが膨らみ始め今の形へと繋がっています。

床を解体し、時間を重ねてきた力強い既存躯体の柱梁が現れたとき、この屋内広場のような大きな吹き抜けが、街の人と世界中からやってくる人が出会う場所になり、様々なモノや活動を受け入れることができる予感を感じたとのことです。

プロジェクトが進むにつれて、実際に世界中のアーティスト、デザイナー、街の人々、前橋市のまちづくりの活動が白井屋に関わっていくことになりその世界観がどんどん形成されていきました。

新館の丘のアイディアも、計画中に前橋に移設された岡本太郎の太陽の鐘がきっかけとなって生まれているとのことで、多様な人やモノ、活動を受け入れ、巻き込み、巻き込まれながら、前橋の街とともに白井屋がこれからも変化し、成長していくことを願いたいとの想いが込められています。

ディナー

そして、SHIROIYA HOTELにおいて、建築&アートをさらに一段昇華させた形で提供してくれるサービスがディナーです。

「シェフ達の想像力と上州の食材・食文化のマリアージュを楽しむ」をコンセプトに、メインダイニングのthe RESTAURANTにて、驚きに満ちた様々な食体験を提供いただけます。

the RESTAURANTは、東京青山の「フロリレージュ」のオーナーシェフ川手寛康氏が監修する白井屋ホテルのメインダイニングで、高級感あふれる空間、そして、丁寧な接客と職人とも呼べるシェフたちのこだわりが詰まった数々の料理を存分に堪能できます。

川手シェフは、洋食のシェフであった父の影響で、料理人の道へと進み。

西麻布の高級フレンチ【オオハラ エ シイアイイー】や【ル ブルギニオン】で腕を磨いた後、渡仏し星付き店で修業。

帰国後、北品川のモダンフレンチ【カンテサンス】の副料理長を経て、自らの2009年【フロリレージュ】を開店。

世界のベストレストラン50にて39位、ミシュラン東京ガイド二つ星獲得しており、今最も注目を浴びているシェフの1人だとのことです。

そんな川手シェフとタッグを組むのは地元群馬出身の片山シェフ、【帝国ホテル】でキャリアをスタートした後、フランスや都内のレストランでの修行を経て、地元群馬に自身のレストランを開業。

起業家を育成するビジネススクールGIS(群馬イノべーションスクール)を受講し、新たな食の世界での挑戦を決意し、自身の店を閉め、白井屋ホテルプロジェクトに参画。

その後、【フロリレージュ】やベルギーの【Hertog Jan】など、国内外の名店での研鑚を経て、白井屋ホテルのメインダイニング【the RESTAURANT】のシェフに就任したとのことです。

そんな片山さんが提供する料理には、たくさんのこだわりが詰まっており、上州の食文化に対するオマージュ、地元の大自然に育まれた食材の数々を、独自の解釈で再構築する一皿一皿はまさに絶品です。

フィンランドサウナ

続いてご紹介するのは、グリーンタワーの中腹にある三角屋根の本格的なフィンランドサウナ。

ロウリュも自身で行うフィンランドスタイルで、1日4組限定の貸切で利用可能です。

バスローブ及びタオルの用意はありますが、サウナ入浴用のウェアはないので、ご自身で持参いただくことをおすすめします。

今回利用させていただいた、フィンランドサウナ以外にも、世にも珍しい寝返りのうてる贅沢サウナである「ベッドルームサウナ」や気軽に楽しめる「ミストサウナ」などもあるので、ぜひ気になるサウナ体験をしていただければと思います。

サウナは、サウナ・水風呂・外気浴の順番で行うことになり、外気浴の空間もアートを感じられる素敵な空間なのですが、その先にあるのが、グリーンタワーの山頂、そして、ホテル宿泊者限定で鑑賞できる宮島達男氏の作品が設置された小屋です。

室内では2013、2014年制作の『le LIFE(Corps sans Organes)』シリーズからの2作品が瞬き、また窓の外には新たに制作された『Time Neon – 02』が赤く光っています。

以前に私も2年前に六本木の森美術館にて開催されたSTARS展にて、宮島達男さんの作品を鑑賞していたので、そのメッセージ性含め、贅沢に体験することができました。

朝食

朝食は、白井屋ホテルを象徴する圧巻の吹き抜けの下にあるオールデイダイニングthe LOUNGEでいただけます。

レアンドロ・エルリッヒのインスタレーション「ライティング・パイプ」を眺めながら、若手の実力派シェフNAOKI HOSHIが繰り出す料理をいただけます。

和食と洋食の2種類から選ぶことができ、食材の宝庫「群馬」ならではの地元食材を使った味覚の数々を堪能できます。

洋食は、季節のポタージュ、オムレツ HUTTE HAYASHI のソーセージ & ベーコン、染谷りんご園のりんごジュース、パン・ドリンク。

和食は、銀鮭の十石味噌焼、群馬県各地 8種のおばんざい、ご飯・お味噌汁、良農園(よしのうえん)の人参ジュース、ドリンク。

がいただけます。

ドリンクは、コーヒー、日本茶、紅茶と幅広く用意されていますが、特に紅茶のレパートリーがとても豊富なので、迷ってしまうようであれば、気になる紅茶を選んでいただくのがおすすめです。

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